旧車でよく見るケースで、過去に板金屋でパテ補修した塗膜下の鉄板が錆で侵食。このまま錆を落としてパテ補修しても再度同じ事になります。

弊社では錆部分を完全に除去し新品の鉄板を整形・移植することでパテ使用量を極力少なくします。

鉄板溶接で強度を高め溶接跡の凸凹を研磨してから錆止めを塗付します。その後、下地処理から塗装の工程に入るのでパテ痩せによる歪みを防ぎます。

旧車を塗装する場合には、一度塗膜を剥いで鉄板状態にします。

鉄板状態にすると過去に補修した凸凹が現れるので、この部分を研磨して平らにならします。この凸凹部分をパテ補修して平らにならす板金屋もありますが経年劣化でいずれ歪みが現れます。

左のボディーが鉄板にクレーターある状態で、この部分を研磨して平らにならすと右のボディーのようにツルツルになります。

ハイマウントランプ埋込み穴も鉄板で型取り整形して研磨して平らにならします。

研磨後の鉄板のうえに錆止めも兼ねた下地処理します。

下地処理したボディーは研磨前でもツルツルの状態になるので、この後の塗装によりクオリティの高い仕上がりになります。

全塗装前の下地処理(フロント)

全塗装前の下地処理(サイド・トップ)

全塗装前の下地処理(リア)

AE86レストア施工中!

塗膜剥がし

フェンダー叩き出し

下地(地金)研磨